事例紹介

症状：

1か月半程前から背部の痛みが続いている。

特に前かがみやベッドから起き上がる時が痛い。きっかけは、背伸びをしたときに痛くなった気がするが、はっきりとはわからない。

整形外科、内科で診察を受けたが異常はなし。当鍼灸院のHPをみて来院する。

施術経過：

1回目

動きをチェックしたところ前かがみで背部に痛み。

第12胸椎、第1腰椎棘突起に圧痛が強く、上下の背骨を繋いでいる靱帯の損傷が疑われた。

背骨周囲の筋肉の緊張、骨盤・背骨のゆがみもあった。

施術は鍼灸と整体で背骨周囲の筋緊張を緩めていき、骨盤、背骨のゆがみを整えるようにアプローチ。

施術後は前かがみの可動域が広がっていたが、痛みは残っている。

背骨の動きを良くするために、自宅でのストレッチを確認して終了とした。

2回目(初回から7日後)

日常生活で気になる事が減った。

寝起き布団から起き上がるのがまだ少し痛む。

前かがみの可動域は広がっているが、腰の骨の動きが悪い。

骨盤背骨のゆがみは軽減。

第12胸椎、第1腰椎棘突起に圧痛を認める。腰椎の動きが悪いため、胸椎との境目の靱帯にストレスが大きくなっている。

鍼灸と整体で背骨周囲の緊張を緩めるようにアプローチ。

骨盤から腰椎の動きをよくするためのストレッチを追加でお伝えして終了とした。

3回(初回から37日後)

体調不良で施術間隔が空いてしまった。

背部の痛みも強くなっていると訴える。

チェックすると局所的な痛みは無くなっており、背部～腰部の筋緊張が強くなっていた。

前かがみで背部に痛みがあり、相変わらず腰椎の動きが悪い。

今までよりも腰部を中心にアプローチ。

施術後には前かがみでの背部の痛みが軽減、腰椎の動きが良くなった。

ストレッチを確認して終了とした。

4回目～(初回から44日後)

前回施術後から症状が軽減し、2，3日前からはほとんど痛みを感じることがなくなった。

前かがみでの痛み、限局的な痛みも無くなっていた。腰椎の動きも出るようになっている。

腰部を中心に背骨全体の緊張を整え、セルフケアの確認を行ない治癒として施術を終了とした。