坐骨神経痛おすすめストレッチ

症状が悪化すると、立っていること、座っていること、夜熟睡することも困難になり日常生活に大きな影響を与えてしまう坐骨神経痛。

症状が強くなれば、手術を必要とする場合もあります。

そんな坐骨神経痛の対策にストレッチが有効なことを知っていますか？

今回は、坐骨神経痛におすすめなストレッチの方法を紹介します。

まず、はじめにストレッチをする上での注意点を5つお伝えします。

①呼吸を止めないこと。

呼吸を止めてしまうと筋肉が緊張してしまい、伸びにくくなってしまいます。

②反動を付けないこと。

反動をつけることで筋肉が縮もうとするため、リラックスしづらく伸びにくくなってしまいます。

※反動を付けて行うストレッチ(動的ストレッチ)もありますが、ウォーミングアップなど筋温を上げたり、これから動こうとするときに効果的です。

③痛いところまで無理に伸ばさないこと。

痛いのに我慢していると筋肉に力が入ってしまい伸びにくくなってしまいます。また、筋肉の繊維を損傷(肉離れ)してしまう原因になります。

④伸びているところを意識すること。

伸びているところ、伸び方を意識することで正しくできているかの指標になります。

⑤20～30秒かけて伸ばしていくこと。

ストレッチをして筋肉が伸び始めるまでに20～30秒かかると言われています。

今回紹介するストレッチでは、全てにおいてこの5つを意識しながら行うようにして下さい。

①伸ばしたい側の膝をつき、反対側は前に出し立膝の体勢をつくります。

②背中を伸ばしたまま、前の脚に体重をかけていきます。その際、上体が前に倒れない、腰が反りすぎないよう注意してください。

③赤丸をしているあたり(股関節の前)が伸びる感じがあれば正解です。

①仰向けで伸ばしたい側の膝を曲げ、４の字になるよう反対側の太ももに乗せます。

②反対側の膝も曲げていき太もも裏に両手をまわし抱え込んでいきます。余裕があればすねのあたりを持って抱え込んでみてください。

③赤丸をしているあたり(左のおしり)が伸びる感じがあれば正解です。

①座った状態で両膝を９０度に曲げ、両脚の角度が９０度くらいになるよう広げます。

②そこから伸ばしたい側の膝を内側に倒していきます。その際、膝を倒した側のお尻（骨盤）が持ち上がらないよう注意してください。

③赤丸をしているあたり(足掛けお尻ストレッチよりも少し下)が伸びる感じがあれば正解です。

①伸ばしたい側の脚を伸ばし、反対側は膝を外に倒すように曲げ、足裏を伸ばしている太ももの内側に当てます。

②背中を伸ばし、上体を前に倒していきます。その際、おへそを太ももに近づけていくイメージで、腰が丸まらないよう注意してください。

③赤丸をしているあたり(右の太もも裏)が伸びる感じがあれば正解です。

①壁に手をつき、伸ばしたい側の脚を後ろにして前後に開きます。

②後側の踵を着けたまま前側の脚に体重をかけていきます。その際、後側の膝が曲がらない、つま先が真っ直ぐ向くように注意してください。

③赤丸をしているあたり(ふくらはぎ)が伸びる感じがあれば正解です。

いかがでしたか？

今回紹介したストレッチで全ての坐骨神経痛が改善したり予防できるものでは、もちろんありません。

しかし、少しでも坐骨神経痛の改善や予防に繋がればうれしいです。

また、痛みを我慢しながら行っても効果が出ないだけでは無く、症状を悪化させることもあります。

決して、無理に行わないでくださいね。

もし、なかなか良くならない坐骨神経痛でお悩みなら松本はりきゅう施術院にお任せください。

当鍼灸院では、鍼灸、整体、運動を組み合わせた施術で、骨格の歪み、筋肉の緊張、関節の可動域、神経の圧迫など様々な観点から全身へアプローチしていきます。

そうすることで、局所の施術だけでは良くならなかった坐骨神経痛に対して原因から改善を目指します。

まずは気軽にご相談ください。