事例紹介

 

症状：

昨晩から明らかなキッカケはないがギックリ腰のような痛み。

過去にもギックリ腰を5回程くり返しておりよく似た痛みと訴える。

直近では2か月ほど前にもなった。

布団からの起き上がりや椅子の立ち座り、階段での痛みが強い。

腰痛をくり返しているので根本的に治していきたい想いで来院された。

 

施術経過：

1回目

前かがみや腰を反らす動きでも痛みあり。

腰の左側の筋肉を押えると痛みがあり、その部位の損傷があると考える。

骨盤のゆがみにより左脚が短くなっていた。

腰だけでは無くお尻や下肢の筋肉の緊張も強い。

まずは筋肉の修復を早める目的で腰部と骨盤周囲に鍼と手技で施術を行なった。

うつ伏せでは腰に痛みが出るため、横向き、仰向けのみで施術。

自宅での体操（ストレッチ）を確認して施術を終了

 

2回目（初回から5日目）

痛みは少し軽減しており、前かがみ、反る動きも動かせる範囲が広くなっていた。

前回と同じ部位に押えての痛みが残っており、筋肉の硬さもあった。

まだ少し左脚が短くなっているが、前回の時よりも差は小さくなっている。

今回はうつ伏せでの痛みが無くなっていたので、うつ伏せと仰向けで施術。

損傷部位の修復、骨盤のゆがみ、お尻～下肢の柔軟性アップを狙って鍼と手技を行なった。

前回伝えた体操（ストレッチ）の動きをチェックし、腹圧を高めるトレーニングも追加で指導した。

 

3回目（初回から9日目）

布団からの起き上がり、階段の上り下りなど日常の痛みはほとんど出ていない。

前かがみ、反る動きも痛み無し。

押えて痛みが出ていた部位にはまだ少しだけ痛みが残っている。

筋肉の硬さも軽減している。

脚の長さの左右差は無くなっている。

施術はこれまでと同じ流れで行ない、再発の予防を目的にトレーニングを追加し、強度を少しずつ上げていくことにした。

4回目（初回から30日目）

スケジュールが合わず施術の間隔が少し空いてしまった。

その間、少し痛むこともあったが2，3日で軽減した。

押えて痛みがあった部位も痛みがなくなっている。骨盤のゆがみは戻っていない。

動きが少し腰をかばう感じがある。

カラダ（脳）が痛みを記憶してしまっている。

筋肉の修復は完了しているので、動きながら感覚を戻していく必要があると説明。

施術は同じ流れで行ない、トレーニングも行なった。

もう一度、3週間ほど空けて状態をチェックして問題無ければ定期メンテナンスに移行することを伝えた。

 

5回目（初回から51日目）

痛み無く過ごせているようだが、腰部の緊張が少し出ており、骨盤のゆがみも出ていた。

腰部の緊張、骨盤のゆがみ、下肢の緊張を整えるように鍼と手技を行なった。

トレーニングも実施。

今回は腰の緊張や、骨盤のゆがみが戻っていたためセルフケアなどを再チェック。

次回1か月後としたが、少しでも痛みや違和感があれば早めに通院するように伝えた。

 

6回目～（初回から79日目）

痛みは出ていないが忙しくて疲労が溜まっているとのこと。

骨盤のゆがみは出ていないが腰部の緊張、下肢の緊張はあり。

施術は前回と同じ流れで行なった。セルケアやトレーニングの方法も一部修正。

 

その後も日常生活での疲労やセルフケアだけでは不安があることから、月に1回のメンテナンスに通院されている。

カラダの柔軟性や筋力、姿勢などもどんどんよくなり、通院以降ギックリ腰の再発はしていない。