事例紹介

症状：

 

2か月ほど前から左お尻～左脚にかけてしびれと痛みが出だした。特にきっかけは無く、徐々に症状が強くなってきた。

寝返りで痛くて目が覚めることや起き上がりで痛みがでやすい。

座っていても痛みはあるが、歩いていると痛みは少し楽になる。

インターネットで検索していたところ当鍼灸院のHPを見て来院された。

 

施術経過：

 

1回目

 カウンセリング、検査を行ったところ、前かがみは痛み無し。

反る動き、捻る動き、横に倒す動きで左脚に放散痛が出る。

仰向けで脚を上げる動きでの痛みしびれは無い。

うつ伏せになると腰～お尻、左脚の痛みが出る。

腰の筋肉は硬く、第4，5腰椎あたりを圧迫すると左脚に放散痛が出る。

左お尻を圧迫しても左脚に放散痛が出る。

骨盤はゆがみがあり、左脚が短くなっている。

腰、お尻の筋肉が硬くなることで神経が圧迫・牽引され痛みが出ている考えを説明した。

症状がよくなっていくには2か月ほど掛かることを伝え施術を行なっていった。

 

施術は横向きと仰向けで行なった。鍼と手技で腰～お尻、脚の筋肉の緊張を緩め、骨盤のゆがみを整えるように行なった。

 

施術後は腰を反る動きがしやすくなった。

 

施術について、自宅での注意点などを説明して終了した。

 

2回目（初回から5日目）

前回の施術後は少し痛みが減っていたが、日に日にもとの痛みに戻っていった。

この日の痛みは初回時と同じくらい。

前回との比較で検査を行なったところ、症状はほぼ同じ。

痛みが続いていることで少し不安も出ている様子。カラダも力が入りやすくなっていた。

 

施術は前回と同様の流れで行なった。うつ伏せでの施術も行なった。

 

 3回目（初日から14日目）

日によって少し波はあるが、日常での痛みは変わっていない。

状態をチェックしていくと、うつ伏せになっても痛みが出なくなっていた。

日常での痛みは残っているものの、カラダの状態は変化してきている。

 

施術は前回と同様の流れで行なった。

 

 4回目（初回から19日目）

前回施術後から痛くて目が覚める頻度が減ってきた。

座っているときの痛み・しびれが気になる。

骨盤のゆがみによる脚長差も減ってきている。

 

施術は前回と同様の流れで行なった。

 

5回目（初回から28日目）

寝ている時の痛み、座っているときの痛みがやっぱり気になる。

反ったときの痛みは残っているが、反れる角度は大きくなってきた。

 

痛みが続いていることでの不安も残っている。カラダの変化は出てきていることを説明。

 

座り方のチェックをすると姿勢を正そうと腰が反り気味。腰部が緊張しやすい状態だった。

 

施術はいつもの流れで行ない、座り方の修正と自宅でのトレーニングを指導。

 

6回目（初回から39日目）

座っている時の痛み、寝ている時の痛みが少しずつ軽減してきた。

腰を反らした時の放散痛、腰を押えたときの放散痛も軽減している。

骨盤のゆがみ、脚長差も無くなっていた。

うつ伏せでの痛みが無くなったので、うつ伏せでの施術も増やした。

 

前回指導した座り方や自宅でのトレーニングをチェック・修正を行なった。

 

7回目（初日から46日目）

痛みがずいぶん楽になってきた。

腰を反らしたときの痛み、座っている時の痛み、寝ている時の痛みもほぼ無くなった。腰を押えた時の放散痛は少し残っている。

 

施術、座り方とトレーニングのチェック・修正・追加を行なった。いい姿勢になってきた。

 

調子がよくなっているので、施術間隔を少し空けて様子を見ることにした。

 

8回目～（初日から58日目）

日常生活ではほとんど痛みが気にならなくなっている。

たくさん動いた時など少しふくはぎに痛み・しびれを感じる程度。

骨盤のゆがみが少し戻っていて、脚長差も見られた。

 

いつもの流れで施術を行ない、ゆがみも整えた。

これまでのトレーニングのチェックと修正。

できる動きも増えてきたので、更にトレーニングを追加した。

 

更に施術間隔を空けて様子を見ることにした。

調子がよくなってからも定期的なメンテナンスが必要だと感じている。