事例紹介

症状：

以前から脊柱管狭窄症、ヘルニアの既往はあったが20分程あるくと少し神経痛が出る程度で症状は落ち着いていた。

最近になって、常時神経痛が出るようになり歩行がしづらくなった。夜も痛みで眠れないときがあった。

整形外科でMRI検査を行なったところ、狭窄症の状態が以前よりも少し進行しているものの手術する程ではないと診断される。

処方された薬は副作用が強く、薬以外の方法を探していたときに当院を知り来院する。

 

施術経過：

1回目

動きのチェックで腰を反らしたり、横に倒す動きでお尻、右脚に痛みが出る。

股関節前や太もも前が硬くなっており、股関節が伸びにくくなっていた。その分、腰を反らして上体を起こそうとするため脊柱管が狭くなり神経の圧迫が強まっていると考えた。

骨盤や背骨のゆがみもあった。

まずは、鍼灸と整体施術で腰部、お尻、股関節前、太ももの緊張を緩めて骨盤と背骨が動きやすくなるように施術を行なった。自宅でのストレッチを確認。

 

2回目(初回から7日後)

症状の変化はあまり無い。歩行は100メートルくらい歩くと痛みが強くなる。

前回と同じように施術を行ない、ストレッチが正しくできているか確認した。

すると、フォームが崩れていたので修正。新たにストレッチも追加した。

 

3回(初回から14日後)

前回の施術後は歩くのが少し楽になっていたが、次の日には戻っていた。

まだ股関節前や腰、お尻の緊張が強い。骨盤を後ろに傾ける動きが出にくい。

同じように施術を行ない、再度ストレッチを確認。だいぶんいいフォームでできるようになっていた。

体を倒す角度などを微調整。

 

4～5回目(初回から21～28日後)

座っているのはずいぶんと楽になった。痛みで眠れないことも無くなった。しかし、体を反ったり、横に倒した時の痛み、歩いての痛みは続いている。

変化が少ないため、鍼や整体の刺激量を少し増やして施術を行なっていった。

この間、変化が少ないことに不安を感じている印象もあったが、がんばって施術を続けてくれた。

 

6～7回目～(初回から35～42日後)

体を反らす動きでの神経痛が無くなった。横に倒いた時も軽減しているがまだ残っている。

歩く距離も少し伸びてきた。300～400メートルは歩けるようになった。

施術は、腰部、仙腸関節（骨盤と背骨を繋ぐ関節）へのアプローチを増やして行なった。

 

7～8回目(初回から49～56日目)

歩ける距離がだいぶん伸びてきた。10～15分は休まずに歩ける。

横に倒す動きでも徐々に神経痛が出なくなってきた。

施術は引き続き、腰部、仙腸関節へアプローチ。

立ってる時、歩いてる時に腰が反っていかないように、腹筋のトレーニングを追加。

 

9～10回目(初回から63～70日目)

体を横に倒す動きでも神経痛が出なくなった。歩くのは日によって多少の波はあるものの15～20分はあるけるようになっている。これくらい歩けるようになれば生活の中で痛むことは無くなってきた。

施術の間隔を少しずつ空けながら様子をみていくことにした。

 

11～12回目(初回から84～98日目)

少し間隔を空けて施術を行なった。

完全に痛みが無い訳では無いが、生活に支障のない程度では安定している。

更に間隔を空けてみることにした。

 

13回目～(初回から126日目～)

施術間隔を空けたが症状が悪化することはなかった。

また症状がぶり返さないように定期的にメンテナンスを継続していくことにした。