事例紹介

症状：

学生の頃から頭痛に悩まされていた。月に1，2回キツい症状があり、雨などの天気の影響もあった。

頭痛が出ると痛み止めを飲んで過ごしていたが、痛みがキツい時は薬を飲んでも治まらず寝込むこともあった。

コロナの影響で在宅ワークになり１日８時間パソコンに向かう生活で、ほとんど外出しなくなった。

定期的に行っていた趣味のバスケットボールも活動ができなくなり、運動不足になっていた。

これらの影響もあってか頭痛の症状がキツい日が増えていた。以前から腰痛もあったが痛みが増強している。

治療に行こうか悩んでいたときに、当院の事を知り来院する。

施術経過：

1回～3回目

頭部～頚部の緊張が顕著(特に左側)、左腰部～左臀部の緊張。第1頚椎に歪みがあり、頚部の右回旋の可動域が低下。左右の脚長差を認める。立位時、骨盤が前傾位で腰部が緊張しやすい。

まずは頚部、腰部を中心に鍼施術を行い筋肉の緊張を取る。その後、手技で筋肉の緊張を取りながら、頚椎や骨盤の歪みを整える施術。自宅で行うストレッチやトレーニングも指導。

1回目で首、肩まわりが軽くなったとの感想をいただく。

2回目の来院時に前回の施術から頭痛が治まっていると経過の報告を受ける。

3回目の来院時は天候の悪い日に頭痛があったと報告を受ける。頚椎の歪みが少し残っているが、脚長差は無くなってきた。

4回目～5回目

4回目の来院時、前回からの頭痛は出ていないと経過報告を受ける。頚部の緊張は最初の頃より取れてきているが、頚椎の歪みが少し残っている。腰部の痛みも軽減傾向にある。スポーツクラブにも通うようになり、運動習慣も取り戻しつつある。体幹部の筋力アップを目的とした自宅でのトレーニングを指導。

4回目まで施術経過が良かったので、5回目の施術は間隔を伸ばして行った。疲労が出たのか頚部の緊張もやや増していた。臀部、股関節周囲の緊張も増していたためアプローチ。すると、頚部の緊張も低下した。

股関節周囲のストレッチを重点的に行うようにと、脊椎の動きを出す体操を指導。

6回目～

歪みが整ってきて、頚部や腰部の緊張が出にくくなってきている。頭痛の症状もかなり軽減し、痛み止めを飲む頻度は格段に減った。完全に症状が消失した訳ではないが、寝込んだりすることも無くなったのでメンテナンスに移行。これからも定期的に施術を行いながら経過を見ていくことになった。現在は、1～2か月に1回のペースで施術を継続している。