事例紹介

 

症状：

6か月ほど前から右脚（お尻～太もも、ふくらはぎ）に痛みと痺れが出だした。

MRI検査の結果「腰椎椎間板ヘルニア」の診断を受ける。

痛み止めの飲み薬、リハビリ、ブロック注射で経過を見ていたが、なかなか良くならなかった。

整体にも通ったが変化が見られず通院を中止。

痛み止めも副作用が強く中止した。

痛みがピークの時は起き上がるのも困難で、ほとんど布団で横になっていた。

徐々に痛みは引いてきて動けるようにはなってきたが、痛みと痺れで朝がスムーズに起き上がれない状態が続いていた。

そんな時に当院のホームページを目にして来院。

施術経過：

1回目

状態をチェックすると、立った状態での前かがみ、右に捻る動き、右横に倒す動きで右脚（お尻～太もも、ふくらはぎ）に痛みと痺れが出る。仰向けで膝を伸ばしたまま脚を上げていくと（以後、SLR）、40°あたりで痛みと痺れが出る。

首～背骨、骨盤に歪みがあり、脚の長さも左右差があった。

腰やお尻、股関節周囲の筋肉が硬く、腰の筋肉を圧迫すると右脚に痛みや痺れが放散する。

まずは、鍼灸施術と整体施術で首～背中、腰～お尻、股関節周囲の緊張と歪みを整えるように施術を行なった。

施術後は、施術前に痛みや痺れのあった動作でも症状の軽減が見られた。

自宅でのストレッチ、体操を確認して終了した。

 

2回目（初回から5日目）

前回の施術後からお尻～太ももあたりの痛みと痺れが減少し、朝の起き上がりも少し早くなった。

立った状態での前かがみ、右に捻る動き、右横に倒す動きで右脚（お尻～太もも、ふくらはぎ）に痛みと痺れがはまだ残っているが、痛みや痺れの出る範囲が少なくなった。SLRでも痛みと痺れが出るが、前回より上がりやすくなっている（約60°で痛みと痺れ発生）。

首～背中、骨盤の歪みは減少。脚の長さの違いも少なくなっている。

全体の筋肉の緊張も軽減しているが、腰を押えたときの右脚の痛みや痺れは残っている。

施術は前回と同様に行なった。

自宅でのストレッチ、体操を再確認。痛みが出るメニューは変更し、新しいメニューを追加。

 

3回目（初回から12日目）

施術ごとに症状が楽になっている。痛み痺れの出る範囲が狭くなっている。立ち上がりや座る瞬間に痛みを感じやすい。

立った状態での前屈み、捻る動作も以前よりも行ないやすくなっている。SLRは約70°で痛みと痺れが発生。

首～背中、骨盤の歪みは戻りにくくなっており、脚の長さの違いも無くなった。

腰を押えての右脚の痛みと痺れも出なくなっている。

今回も施術は前回と同様に行なった。

 

4回目（初回から20日目）

調子が良くなってきたのでたくさん歩いたせいか、ふくらはぎの痺れが強くなっていた。常に痺れた感じがあり、朝起きた時が特に強い。

状態を確認すると歪みが少し戻っており、脚の長さにも違いが出ていた。SLRも45°で痛みと痺れが発生。

今回から股関節前、腰もより深部の筋肉を緩めていくように手技や鍼の刺激を増やした。

新たに自宅でのストレッチ、トレーニングを追加。

 

5回目（初回から27日目）

前回出ていた症状はほぼ無くなった。時々、お尻や太もも、ふくらはぎに痛みや痺れが出る程度。

起き上がりや立ち上がりもスムーズになり、以前痛くてできなかったストレッチもできるようになっている。

歪みはほとんど無く、脚の長さの違いも無かった。

施術は前回と同様、深部の筋肉を狙って手技と鍼を行なった。

 

6回目（初回から34日目）

前回施術後からお尻や太ももの症状はだいぶん無くなった。

ふくらはぎの痛みと痺れがすっきりしないと訴えあり。

SLRでの痛みと痺れは出ない。

ふくらはぎや太もも裏にも硬いところが残っていたため、鍼の刺激を増やして施術を行なった。

 

7回目（初回から42日目）

ふくらはぎの痛みと痺れは、ゼロではないがかなり軽減した。日常生活の中でも気になる事がほぼなくなった。

前かがみ、捻る、横に倒すといった動きでも痛みや痺れは出ていない。

施術は、全体の状態をチェックをしながら同じ流れで行ない、前回と同様に太ももやふくらはぎの刺激を増やした。

症状がだいぶん落ち着いてきたので、次回は施術間隔を少し空けて行なってみる。

 

8回目～（初回から56日目）

忙しくバタバタした後は少し痛みが出たが、その後は痛みも落ち着いている。

少し腰、お尻の筋肉の緊張はあったが、前かがみ、捻る、横に倒すといった動きでも痛みや痺れは出ていない。

施術は、全体の状態をチェックをしながら同じ流れで行なった。

症状がだいぶん落ち着いてきたので、状態を見ながら定期的にメンテナンスをしていくことにした。